きっと僕と同じように、あなたもいつか病院を辞めたい、と思ったことがあるだろう。誰かの決めたルールの上で、キツイ上司の監視のもと、1日のほとんどを拘束された生活。ストレスもかかり、仕事はキツく、それでいて給料はわずか。
自分の出世や昇給の限界も少しずつ見えてきて、人間関係の悪い職場を思い出すと「本当に自分の人生これでよかったのか?」と考え込む。
ここである実話を紹介する。
今から7年前、二人の男がいた。二人は同じ経験年数で仲良し。出身校も同じ。彼らはよく似ていて、二人とも患者さん思い。PTとしてのキャリアや将来の希望に満ち溢れ、情熱的な夢に満ちていた。
最近、二人は同窓会で再開した。
二人は相変わらず良く似ていた。二人とも幸せな結婚をした。また、二人とも3人の子供がいた。二人ともPTとして今も活動している。
しかし違いもあった。1人は病院勤務の平凡なスタッフ。給与も安く昇給もない、、、生活に余裕はなく、副業をするありさま。行きたいセミナーにも行けない。
しかし、もう1人は社長。金銭的にも時間的にも余裕があり、まさに成功者。
PTとしてキャリアを積んでいく上で、何がこのような違いを生むのか考えたことがあるだろうか?その違いは偏差値の高さでも才能でもない。片方が出世を望み、もう片方が出世を望まなかったわけでもない。
その違いは、「病院に依存しない治療技術」を持っていたかどうか。
そしてこれこそが、今この文章を書いている理由であり、この本の存在理由なのだ。この書籍は病院に依存しない治療技術を身につけ、転職で成功することが目的である。
もちろんその理由はいろいろある。しかし、最も簡潔にその理由を表現するなら、「病院で習う技術は市場価値が低い」ということ。あくまで臨床をこなすための知識で、あなた自身に価値はない。
確かにMMTやROMなどの基本、解剖学・生理学の知識は必要だ。しかし、僕たちはそれでけのスキルでは、まったく社会で通用しないことを知っている。そして、PTには衝撃だが、理学療法士の生涯年収は中卒のサラリーマンと同じくらいだ。*厚生労働省調べ
だが、僕は確かな治療技術をもっていたので、病院の中では圧倒的な立場を築き、病院に依存せず、有利な立場で転職に成功したのだ。
さらに衝撃なのが、PTは昇給はほとんどない。上司は治療に対する情熱は冷めきっているし、努力しても認められない。同僚は「どうせ給料あがらんから、サボったほうがマシ」なんて言い出す。そのくせ態度だけ偉そう。
それに嫌気をさして3年以内に転職する人が全体の33%以上。これはかなり高い確率。3人に1人が最初に職場選びを間違えて転職する。これを読んでいるあなたもそうなる可能性が高い。他人事ではないのだ。
しかし、もっと残酷なのはここから、、、職場に嫌気がして転職してもたいして何も変わらない、、、むしろ転職すると評価・立場は下がる。。。それは減給を意味する。そこで初めて市場価値のない自分に気づくのである…
僕は今年で30歳になるが、臨床1年目から自分に投資していたことに、当時の自分に死ぬほど感謝している。
なぜなら、男性は、平均して29歳で結婚。1年後に子供ができ、その1年後にマイホームを購入する。こうなってからでは自分に投資する時間を捻出するのが物理的に難しい。だから20代のうちは遊んでばかりではダメ。人生のうちで最も仕事に集中できるのが、20代なのだ。
そして、成功する少数に入りたいなら、周囲と違うことをしないといけない。まずはどこにでも通用する治療技術を身につけること。そして、自分の”市場価値”を高めること。つまり、市場価値の高い治療技術を身につければあなたは何に依存しなくても生きていける。
そして、市場価値を高め続け、成功した僕からのアドバイスは、20代のうちから自分に投資し実力をつけること。20代のうちこそ勉強し、技術を身に着け、自分の市場価値を高める。職場選びをするときは、給与や休みの多さでは選んではいけない。
なんの変化もない一生安泰な職場を選ぶのでのはなく、「実力がつく場所」を選ぶこと。そして自分に何が向いているのか?自分の強みは?PTにはどんな仕事があるのか?などを学び自分が最も活躍でき、医療人として社会に貢献できる職場を選ぶのがよい。
そうする事によって市場価値の高いスキルがあれば、病院に依存せず自立することもできる。ヘッドハンティングで転職も成功するだろう。人生の選択肢が増えるのだ。
もし、あなたが病院に依存してしまうと、どんなに嫌いな仕事でもそこから抜けられなくなる。そして病院が潰れたら、同時にあなたの人生も潰れる。
今は想像もつかないかもしれないが、きっとあなたも結婚して家庭を持つだろう。子供もできるだろう。そのような状態になったら、病院依存状態では、ほぼ絶対に抜けられないと言っても過言ではない。
だから、どこでも通用する治療技術が必要なのだ。ここで、絶対に転職で成功したいあなたに最高の提案をする。この書籍を無料で試して、転職で成功しないか?
この書籍を書いた、正直なところの狙いを告白する。目的は2つ。
①一つはこれから施設で働くあなた、人生で最も重要な決断である「職場選び」や「キャリア形成」をするあなたに少しでも役立つ情報を提供すること。
②もう一つは「絶対に成功したい!」と思うような意識の高い人に、うちの会社のことを知ってもらい、興味を持ってもらうこと。
事前に公開しておくが、本書で紹介する判断基準や仕事のヒント、考え方などは、著者個人のPTとしての病院での勤務経験、独立開業から会社経営までの人生経験の中で培ってきたもの。
この業界の転職やキャリア形成で失敗しないための現実的な意見を書いた。どんな施設に就職するにしろ、知らないよりは知っていたほうが絶対に役に立つ。
藤井翔悟
理学療法士。株)藤井翔悟 事務所 代表取締役社長。これまでに類を見ない長音波画像診断装置を使った徒手療法のstudyを展開し、学会発表と研究に意欲的に取り組む。医師と連携し運動器画像を根拠にfasciaを中心に徒手治療アプローチを展開。安価でありながら高品質の治療内容を多くの患者様に提供。海外medicaldoctorに推薦をもらうほどの実力者。経営者としては登記3年目の若干29歳で年商10億を超える事業に成長させる。日本全国の医療従事者10万人に多大なる影響を与えている。
論文:徒手療法前後での筋硬度の変化に対する超音波エラストグラフィを用いた定量的評価の試み
英論文:Quantitative evaluation using ultrasonic elastography for the assessment of changes in muscular rigidity after manipulative therapy
Quantitative evaluation by using ultrasonic elastography for the muscular rigidity change by manipulative therapy
講習会 | |
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受講方法 | 関東 関西などで開催 |
費用 | 0円~29,800円のいずれか |
講座内容 | 運動器領域の疼痛緩和に必要な徒手療法、知識・ノウハウの提供 |